要点
- 都立の一般入試で使う評定は、中学3年生の学年末に近い時期(2学期制の後期、3学期制の3学期相当)が基本
- 中1・中2の評定は、都立一般入試の換算内申には原則として直接反映されない
- 都立の推薦入試や私立の入試では、中1・中2の成績や出欠状況が参照される場合がある
- 逆算すると、中3の授業・提出物・定期テストへの取り組みが最も重みを持つ時期になる
- 学年・学期の扱いは学校や年度によって運用が異なるため、公式情報での確認が欠かせない
都立入試で使われる学年・学期の考え方
都立一般入試の調査書点は、換算内申(→換算内申とは)をもとにした点数です。この換算内申のもとになる評定は、中学3年生の学年末に近い時期の評定が使われるのが基本の枠組みです。中1・中2でも評定自体はつきますが、都立一般入試の点数計算には原則として直接使われません。
そのため「中1・中2は関係ない」と思われがちですが、実際には評定のつけ方や学習の積み重ねは学年をまたいで続くものなので、中1・中2の学習習慣が中3の評定に影響することは十分にあります。直接反映されない、ということと、無関係ということは同じではありません。
入試方式によって使われる成績は変わる
- 都立一般入試
- 中学3年生の学年末に近い評定(換算内申)が中心。中1・中2の評定は原則として点数化されない
- 都立推薦入試
- 評定に加えて、中学での活動や出欠、面接・作文などが総合的に見られることが多く、学校によって重視するポイントが異なる
- 私立入試
- 学校により中1〜中3の評定をまとめて見る場合や、中3の評定を重視する場合など扱いが分かれる
逆算していつから動くか
- 中1・中2のうちは、評定そのものより「提出物を出す」「授業に参加する」といった基本の学習習慣を作っておく
- 中3に上がったら、学年末の評定に直結する定期テスト・提出物・授業態度を特に意識する
- 志望校が決まってきたら、学校ページの合格ライン逆算で、内申を入れたときに当日どのくらいの点数が必要になるかを確認する
- 推薦や私立を検討する場合は、中1・中2の成績や出欠がどう扱われるか、学校ごとに早めに確認する
中1・中2の成績は本当に関係ないのか
「都立一般入試には直接使われない」と分かると、中1・中2の成績への意識が下がってしまうこともあります。ただし、都立の推薦入試を検討する場合や、私立を受験する場合は、中1・中2の評定や出欠状況が確認されることがあります。志望校の選択肢を狭めないためにも、中1・中2の間から評定を軽視しない方が安全です。
また、評定は各学期・学年で急に上がるものではなく、提出物への取り組み方や授業の受け方といった習慣の積み重ねで決まる部分が大きいです。中1・中2で身につけた学習の姿勢は、そのまま中3の評定にもつながっていきます。
どの学期・学年の評定が使われるか、推薦や私立での扱いは、学校や年度によって細部が異なります。中学校の先生や志望校の募集要項・学校説明会で、最新の情報を確認してください。