要点
- 入試は「内申を積み上げて臨むタイプ」と「当日の学力検査で勝負するタイプ」で有利な受け方が変わる
- 内申型に向くのは、日々の提出物や授業態度、定期テストを継続して積み上げられる人
- 当日型に向くのは、模試や過去問の得点が安定して高く、本番で力を発揮しやすい人
- 都立では推薦入試、私立では併願優遇・単願推薦などが内申を重視する方式にあたる
- 学校ページの合格ライン逆算を使うと、自分の内申を入れたときに当日何点必要かが分かり、自分の型を確かめやすい
内申型・当日型という考え方
都立一般入試は学力検査(当日点)と調査書点(内申をもとにした点数)を合算して合否を決めます(→当日点の目安と得点戦略)。この仕組みのため、内申が高い人は当日の負担が軽くなり、内申が伸びていない人は当日点で差を埋める必要があります。
「内申型」「当日型」という呼び方は、どちらの積み上げが自分の強みになっているかを表す言い方です。内申にはコツコツ取り組んできた結果が反映されやすく、当日点には模試や過去問演習の結果が反映されやすい、という違いがあります。
入試方式別に見る、向いているタイプ
- 都立一般入試
- 内申・当日点の両方が合否に関わる。内申が高いほど当日の必要点数が下がる
- 都立推薦入試
- 評定や活動・面接などを重視する方式で、内申を積み上げてきた人に向く
- 私立の併願優遇・単願推薦
- 事前に内申基準を確認し、条件を満たすことで合格の可能性を高めやすい方式(→併願優遇とは)
- 私立の一般入試
- 学校により当日の得点を重視する方式もあり、内申にあまり自信がない場合の選択肢になり得る
自分の型を確かめる方法
- 今の換算内申(→換算内申とは)を確認し、自分の内申がどのくらいの調査書点になるかを把握する
- 学校ページの合格ライン逆算で、その内申を入れたときに当日どのくらいの点数が必要になるかを確認する
- 模試や過去問での実際の得点と、必要な当日点を比べてみる
- 内申の余力が大きいか、当日点で挽回する必要が大きいかで、自分がどちらの型に近いかを判断する
型がはっきりしない場合
内申・当日点のどちらも同じくらいの水準という人も少なくありません。その場合は、内申型・当日型のどちらかに決めきる必要はなく、受験校の組み方(→受験校の組み方)の中で、内申を活かせる方式と当日点で勝負する方式をバランスよく組み合わせる考え方もあります。
たとえば、私立の併願優遇で内申を活かして『抑え』を確保しつつ、都立の一般入試では当日点も含めた勝負に挑む、というように、1つの受験プランの中で内申型・当日型の両方の要素を使い分けることもできます。無理に一つのタイプに当てはめようとせず、自分の状況に合わせて柔軟に考えるのがよいでしょう。
学校ページの合格ライン逆算や、ここで挙げた内申型・当日型という分類は、あくまで受験プランを考えるための目安です。実際の合否は年度の倍率や問題の難易度によっても変わるため、学校や塾の先生とも相談しながらプランを立ててください。