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学校の選び方・種類

模試の使い方と偏差値の受け取り方

模試は合否を決める道具ではなく「どこを間違えたか」を確認する道具です。都立向け・私立向けで見るポイントの違いや、判定(合格可能性)の受け取り方を整理して説明します。

公開 最終更新 2026年8月

要点

  • 模試は合否を決めるものではなく、今の実力と弱点を把握するための道具
  • 大事なのは総合の偏差値や判定より「どの設問・単元を間違えたか」を確認すること
  • 母集団(受験者の集団)が違う模試の偏差値は、そのままでは比較できない
  • 都立向けと私立向けでは、模試の結果で確認すべきポイントが異なる
  • 合格可能性の判定は1回の結果だけで受験校を決める材料にはしない

模試の目的は「間違えた場所」を見つけること

模試の結果表を受け取ったとき、まず総合の偏差値や判定に目が行きがちですが、活用の中心になるのは大問・単元別の正誤です。どこで点を落としたのかを、知識不足・時間不足・ケアレスミスといった原因に分けて確認すると、次にやるべき解き直しや学習の優先順位が見えてきます。総合の点数だけを見て「できた・できなかった」で終えてしまうと、次に何を勉強すればよいかが分からないまま次の模試を受けることになりがちです。

同じ模試を継続して受けている場合は、1回ごとの結果よりも、単元別の得点や偏差値の推移を見るほうが、実力の変化をつかみやすくなります。1回だけ良い結果や悪い結果が出ても、その場の出来・不出来による振れが含まれているため、一喜一憂しすぎないことも大切です。結果が返ってくるたびに一冊のノートやファイルにまとめておくと、後から推移を見返しやすくなります。

母集団が違う模試は混在させない

模試の偏差値は、受験している集団(母集団)の中での位置を示す数値なので、模試が違えば同じ点数でも偏差値は変わります。この点自体の詳しい説明は別記事「偏差値の見方と注意点」に譲りますが、活用面で気をつけたいのは、複数の模試を掛け持ちする場合に、それぞれの偏差値を単純に並べて比較しないことです。判定や推移を見るときは、同じ模試のシリーズの中で追うのが基本です。

都立向け・私立向けで見るポイントのちがい

観点都立を検討するとき私立を検討するとき
問題の傾向共通問題か自校作成問題かで、相性の良い模試が変わる(→別記事「自校作成問題」)学校ごとの出題傾向は模試だけでは分からないため、過去問との相性も別に確認する
内申との関係模試の偏差値だけでなく、調査書点・換算内申と合わせて見る(→別記事「換算内申」「調査書点」)併願優遇や推薦の基準は内申中心のことが多く、模試の偏差値は主に一般入試の目安として使う
判定の使い方当日どこまで積み上げが必要かの目安として、当日点の戦略(→別記事)と合わせて使う併願優遇の対象校を検討する場合は、判定より内申基準を優先して確認する

模試の結果が返ってきたら

  1. 総合の偏差値・判定より先に、設問ごとの正誤と単元別の得点を確認する
  2. 間違えた問題を「知識不足」「時間不足」「ケアレスミス」に分けて、解き直しの計画を立てる
  3. 合格可能性の判定は、1回ではなく複数回の結果の推移で見る
  4. 内申点や志望校の選抜方法(一般・推薦・併願優遇など)と合わせて、受験校の組み方を相談する(→別記事「受験校の組み方」)
注意

模試の実施団体や回によって、問題の傾向や判定の算出方法は異なります。偏差値そのものの考え方は別記事「偏差値の見方と注意点」、受験校の組み合わせ方は別記事「受験校の組み方」もあわせてご覧ください。

この記事は東京都の高校受験制度の一般的な解説です(最終更新 2026年8月)。制度・基準・日程・費用は 年度により変わります。出願等の最終的な判断は、東京都教育委員会や各学校の公式情報で必ずご確認ください。